【養老】ところで、名越君は、自分なりの震災対策って、しているんですか。

【名越】実は僕、巨大地震などに備えて、いざというときに住まわせてもらえる「疎開地」を、いくつか見つけたいと思っているんです。もちろん初めから功利的にそう考えたわけではなくて、10年くらい前からその地域の自然や人の気性に触れてしょっちゅう通うようになったということなんですけれど。