プチプチの名前がついた日

問題意識があれば、必ず「ヒント」との邂逅あり。

プチプチ文化研究所『プチプチ® なぜつぶされることを防ぐために生まれた気泡シートは指でつぶされるようになったのか』(マイナビ出版)
プチプチ文化研究所『プチプチ® なぜつぶされることを防ぐために生まれた気泡シートは指でつぶされるようになったのか』(マイナビ出版)

肇の場合、この「ヒント」の女神は(確か男性でしたが)結婚披露宴会場にいたのです!

どなたか忘れましたが、初対面の方に対して、いつものように自己紹介をしておりました。「クッキーのカンカンを開けると、一番上に空気の粒々が封入されたプラスチックのシートが入ってますよね。指で押すとぷち…」

肇の言葉を遮って、その方はおっしゃいました。

「あぁ、あのプチプチでしょ?」

肇の脳に衝撃が走りました。

これだ!

「指で押すとぷちっとつぶれる」の代わりに「プチプチ」で通用するんだ、と初めて気付かせてもらったのです。

まさに目から鱗耳から茸でした。

(ありがとうございます)

オノマトペから物の名へ、このカテゴリー変換は、幼児においては普通(ブーブーなど)だと知っていましたが、まさか自分のビジネスに使えるとは!

商標権に関し、多少の知識を持っていた肇は、直ちに顧問弁理士に相談し、商標登録の出願をいたしました。

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