2010年正月明けの「社員へのメッセージ」

200億円の転換社債を償還、三井住友銀行からの140億円融資も実現したが、2010年10月には150億円もの普通社債償還が残っていた。

以下は、2010年正月明けの僕(川島)から社員へのメッセージ。

社員向けレター

「2010年1月4日

社員の皆さん。

あけましておめでとうございます。2010年は皆さんにとって、どんなお正月でしたか?

昨年はケネディクスにとって大変な1年でした。何度も『もうダメか!』と思いましたが、最後は社員の皆さんをはじめ、社外の多くの応援団のおかげで生き残ることができました。たくさんの同業他社が消えていく中、『ケネディクスだけは何としても生き残ってほしい』という、SMBCをはじめとする数多くの声援に背中を押され、気がついたら自分自身が『今は亡き同業のためにも絶対に生き残るのだ!』という強い信念の塊になっていました。

しかしながら、油断はできません。まったくできません。2009年はバランスシートのリストラの第1弾が終わったにすぎません。2010年はまだまだ難問山積です。

1.新設会社のケネディクス・アセット・マネジメントの立ち上げ→SMBCへの確実な返済
2.韓国ファンド組成等による、BTMU旧シンジケートローンの完済
3.池袋の新築ビルの双日からの引き取り
4.メザニン保証の履行必要債務の極小化
5.SMBC・BTMUシンジケートローンのリファイ(リファイナンス)、長転
6.社債150億円の返済
7.新商業ファンドの組成
8.ケネディクス・アドバイザーズの強化(提案力、リファイ力、売却力等の養成)

などなど……

これらを一つ一つ着実に仕上げなくてはなりません。かなりしんどいですが、何としてもやるしかないです。これらをやり遂げることができたら、ようやく2011年から一安心できる会社になれるはずです。

また、オフサイト・ミーティングの時にも説明したように、2008年、2009年と連続赤字となってしまったので、2010年は何とか連結最終黒字にしたいです。どんなフィービジネスでもいいので、みんなで貪欲に収益機会をものにしましょう。そして、早ければ2010年、遅くとも2011年には復配したいものです。

それでは、ケネディクス、ケネディクス・アドバイザーズ、ケネディクス・リート・マネジメント、ケネディクス・アセット・マネジメントの4社でケネディクス・グループにとって最高のパフォーマンスが上がるよう、一丸となって頑張りましょう! 世界中のケネディクス・ファンのためにも‼」