学年1位を目指すなら2冊目、3冊目は必須

実際、学年1位や偏差値70超を目指すのであれば、定期テスト期間のどこかのタイミングで、2冊目、3冊目を解くことは必須だと私は考えています。

学校のワークで精いっぱいの人も、せめて苦手な単元だけでも2冊目として市販のワークを解いてみるなど、工夫をして、演習の量を増やしてみてください。

国語や理科、社会の学校のワークは、3週間前~2週間前に1周目が終わっているといいでしょう。

英語や数学と違ってワークの1周目が終わるのが遅いのは、塾で先取りをしていないという前提だからです。

学校のペースに合わせていては間に合いませんので、早めに終わらせるために、自分で学校の教科書を音読して、ワークを解ける状態にしておきましょう。

勉強をしている中学生
写真=iStock.com/mapo
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2週間前~2週目、1週間前~3週目

2週間前~1週間前で2周目、1週間前~前日までに3周目というのが目安となります。

ただし、もし苦手教科がはっきりしている場合には、英語や数学と同じように、3週間前には学校のワークを1回終わらせておくといいでしょう。

その際、不正解が多いことは、気にしなくてかまいません。

大事なのは、その後です。

2周目、3周目と繰り返す中で、間違いのチェックが減っていけばいいのです。

3回で完璧になるとは限りませんから、4回、5回と完璧に覚えて解けるようになるまで繰り返すことを意識してください。

ちなみに英語や数学と同様に、2冊目は学校のワークと同レベルのワーク、3冊目は、1、2冊目より高いレベルのワークを解くことをお勧めします。

コンスタントに偏差値70超をとる生徒たちを見ていると、そのような勉強をしている子がほとんどです。