「道の駅で買ってもいいもの」3つの条件

では道の駅で買っていいものとは何か。大きくは次の3つです。

(1)試食しておいしかったもの
(2)家族が好きな味
(3)以前、食べたことがあるもの

初めて出合うものは、いきなり買わず、まず試食をしてみましょう。道の駅には、試食できるものはたくさんあります。そして自分だけでなく、子どもや夫にも食べてもらって、おいしく食べるようなら買ってOK。あまり好きではなさそうなら、自分が好きでもやめておいたほういい。家族が食べないと、自分一人で担うことになりますから。そして一人では食べきれず、でももったいないから捨てられず、やがて冷蔵庫やパントリーの奥へ奥へ……。

「調味料失敗あるある」2つのパターン

1.いつもと違ったものにチャレンジしたい!

「調味料の失敗」でよくあるのが、辛いものやくせのあるものです。ふだん使わない、変わった調味料を使って料理をしたけれど、家族に大不評だったというのはよく聞く話です。そもそも彼らは、いつもの味が好き。特に子どもは、ある程度、決まった味のパターンの中で食べて育ちますから、変わったものを食べ慣れていません。ですから、変わったものを食べたいなら、外食をしたほうが手っ取り早いだろうと私は常々思っています。

2.つぶしが効かない!

「○○醤(ジャン)」と呼ばれる中華系の調味料も失敗しがち。「この料理をつくりたい!」と思って手に入れたけれど、そのレシピでしか使えず、応用が一切きかない。でもじつは「○○醤(ジャン)」は簡単に手作りできるんです。うちのスタッフで、子どもが小さくて「豆板醤」が食べられないという人がいます。でも自分は食べたいから、ネットで調べたら、味噌、ゴマ油、しょうゆ、一味で代用できることがわかった。これらの調味料なら家庭にありますよね。こんなふうに代用が効く調味料であれば冷蔵庫で死蔵させることはありません。

調味料を手に取る人
写真=iStock.com/sergeyryzhov
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そもそも食事の目的は、楽しく食べること。食べたくないのに、もったいないから食べなきゃいけないものだらけのキッチンって、つらいですよね。捨てる罪悪感も大きい。だからこそ、自分の食べたいものと家族の食べたいものは、それぞれ別々に把握しておくことが大事です。