iPhoneへの対応も検討中

――今年6月、電子マネー「Edy」を「楽天Edy」に変更しました。狙いはどこにあるのでしょうか。
楽天Edy社長 
山田善久(やまだ・よしひさ)

楽天ユーザーにもっとEdyを使ってもらいたい。それだけのシンプルな目的です。Edyというブランドは、電子マネーを利用するユーザーの間では、かなり知られるようになりました。ただ、それが楽天のサービスだということまで一般に浸透していたかというと、残念ながらそうではなかった。楽天ブランドは、プロ野球の楽天イーグルスなどで相当な知名度を持つようになりました。ならば、これを活用しない手はないでしょう。

実際、ここまでのユーザーの反応は非常にいい。楽天ユーザーのうち、新規にEdyのユーザーになった人が、6月はそれまでの3倍、7月以降も1.5倍くらいのペースで増え続けています。

(花村謙太朗=撮影)
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