モテるための23のチェックポイント

さまざまトライした経験をもとに、婚活アプリで成果を上げるために心がけたことをここで整理しておきたい。

①登録人数の多いアプリを選ぶ。
②経済的に余裕があれば、複数のアプリに登録する。
③入会金や会費が高過ぎるアプリは避ける。
④入会金が安過ぎるアプリも避ける。
⑤プロフィールはフォーマットにある項目のできるだけすべてに記入する。
⑥プロフィールは具体的に書く。
⑦プロフィールに特殊な趣味や野球やサッカーなどの好きなチームなど、アンチが多いものは書かない。
⑧女性にアプローチする場合、海外旅行や食事に興味があることを示す。
⑨ジム通いやスポーツの経験は積極的に書く。
⑩プロフィールやメッセージは、丁寧な文章、言葉遣いを心がける。
⑪顔写真は証明書的なカットと自然なスナップ、両方をアップする。
⑫できるだけ多くの相手にアプローチする。
⑬まだライバルの少ない、登録して間もない相手にアプローチする。
⑭アプローチする相手の条件を自分で限定し過ぎない。
⑮マッチングしたら、早めに挨拶のメッセージを送る。
⑯恋愛全般に共通することだが、マメに連絡をする。そうでないと、すぐにつながりは途絶える。
⑰相手に興味を持っていることを示すために、プライバシーの侵害にならない程度に質問を心がける。
⑱相手が望まない限りすぐに会おうとはせず、しかし相手が安心したときには率直に直接会いたい旨は伝える。
⑲マッチングした相手にやりとりの継続を断られたときは潔く引き下がる。
⑳最初の対面はランチやカフェの提案が好ましいが、女性が夜ご飯を希望する場合はできるだけ応じる。
㉑初対面から高価なレストランを希望する女性とは会わない。
㉒相手も複数マッチングし、見えないライバルがいる前提で活動する。
㉓相手の話によく耳を傾け、聞くことに徹する。

ほかにもさまざまなことを意識したが、ここには基本的なことをまとめてみた。相手によって、状況によって、少しずつ異なる。

何よりも大事なのは質問

2021年に週刊誌の婚活企画で、婚活アプリ会社、婚活パーティー会社、結婚相談所のアドバイザーに集まっていただき、筆者が進行役で座談会を行ったことがある。そのとき、それぞれの婚活ツールをどう利用すれば成果が上がるかをうかがった。

婚活アプリでは、男女とも、プロフィールが具体的で前向きな人がよく申し込まれているそうだ。

石神賢介『婚活中毒』(星海社新書)
石神賢介『婚活中毒』(星海社新書)

「一緒に海にドライブに出かけたい」「山を歩きたい」「おいしいものを食べに行きましょう」このような楽しい行事を提案し、楽しい時間を期待させる人に人気が集まっているという。持病や直近の失恋のような悩みやマイナス要因を伝えるタイプは難しい。

また、アプリ内でのやり取りでは、もらったコメントにきちんと反応することがなによりも大切だという。アプリでは目の前に相手がいない。パソコンやスマートフォンに文字を打ち込むので、自分語りになるリスクがある。そうならないためには、質問を心がける。おたがいが質問し合えば会話は続き、相手に親近感を覚える。

アプリ内の会話で会うタイミングをつかみそこない、延々と会話が続いてしまう男女もいるらしい。なかには1年以上アプリでやり取りしている男女もいるそうだ。もはや婚活ではなく、文通レベルだ。

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