東日本大震災から10年以上経った今、改めて描かれる“被災地”のリアル。
大学を卒業し、福島県の故郷の村へと戻ってきた聡子は、村で生きる目標とパートナーを見つけた矢先、東日本大震災に遭遇。恋人は行方不明となってしまう。
高濃度の放射線が検出される村から避難し、仮設住宅暮らしを余儀なくされながら恋人を待ち続けるが……
行き場のない怒りや悲しみを抱えながらも“被災地”で暮らし続けようとする人々の想いを、東北在住の著者があたたかなタッチで描き出すヒューマンドラマ。
仮設住宅での暮らしを描く1巻第3話後編をお届けする。