エンタメの王者、吉本が笑いの新大陸を求めて動き始めた。アニメやマンガ同様に、日本のバラエティー番組は世界で通用するのか。グローバル時代の浪速の商人道に迫る。
創業100周年で迫られる経営の変革
吉本興業株式会社 代表取締役社長
大崎 洋
1953年、大阪府生まれ。関西大学社会学部卒業後、吉本興業に入社。吉本総合芸能学院(NSC)開校を担当しており、一期生だったダウンタウンと出会い、その活躍に大きく貢献した。また、ブロードバンドビジネスを始め、新規事業に数多く参画すると共に、社内の構造改革にも取り組む。同社を日本屈指のエンターテインメント企業に押しあげた。2009年より現職。
大崎 洋
1953年、大阪府生まれ。関西大学社会学部卒業後、吉本興業に入社。吉本総合芸能学院(NSC)開校を担当しており、一期生だったダウンタウンと出会い、その活躍に大きく貢献した。また、ブロードバンドビジネスを始め、新規事業に数多く参画すると共に、社内の構造改革にも取り組む。同社を日本屈指のエンターテインメント企業に押しあげた。2009年より現職。
吉本興業は2012年で創業100年目を迎えます。自分の代で潰したらシャレにならんなとドキドキしているんですが……。節目として、変えずにいくこと、変えるべきことを考えていて、吉本が家族のような存在であることは今のままでいたいと思っています。吉本の門を叩いたら、辞めようが最後まで吉本の人間。だから12年の初頭、島田紳助の復帰を歓迎するコメントを発表したわけです。甘いという批判は承知で、これからも身内を大事にする会社であり続けたい。
一方、経営は変えていかなければならない部分がたくさんあって、その一つが海外市場の開拓です。国内だけで収益を確保できる時代は終わりました。われわれのようなコンテンツを売る会社も、これからは海外に目を向けざるをえません。
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