発展の鍵は「クラウド」
国境の壁をどう越えるか
06年、グーグルのエリック・シュミット会長兼CEOが「クラウド・コンピューティング」という概念を明らかにした。これはネットを「雲(クラウド)」に見立て、ネットで接続されたサーバー群が、蛇口をひねれば水が出るように、サービスやソフトを提供するという考え方。ASPやSaaSと似た概念を、利用者の視点で表現したものだ。

「今後、ネット発展の鍵はクラウドだろう。ネットが空気と変わらなくなったように、コンピューティングを意識せずに使えれば、より多くの人がITを活用できる」(砂原氏)
クラウド型サービスを提供する米セールスフォース・ドットコムは2009年、わずか3週間でエコポイントの情報システムを作り上げて話題となった。10年上半期にはマイクロソフトが「オフィスウェブアップス」の提供を始める。馴染みあるワードやエクセルまでもがクラウドの向こう側に移行しつつある。では今後、ネットの世界で製品やサービスの成否を左右するポイントは何か。
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