「無」になってルーティーンを淡々とこなす

2つめの「ぬるい飲み物を飲む」。これも、多くの人がおっしゃっていることです。

睡眠中は水分を取ることができないので、起きた時、私たちの体はカラカラに乾いた状態です。起きがけに水分を取ることによって、内臓が動き出す、と言われています。

なぜ「ぬるい飲み物」なのかと言いますと、睡眠中に温まっていた体に、急に冷たいものが入ってきたら緊張してしまうからです。特に女性は、体を冷やさないほうがいいので、「ぬるい飲み物」をオススメしています。

マグカップから上がる湯気
写真=iStock.com/Alina Rosanova
※写真はイメージです

3つめは、「ルーティーンを淡々とこなす」。いちいち感情を挟まない、ということが、大切なポイントとなります。

忙しいと、ついつい「めんどくさいな」などと思ってしまいますが、ぜひ「無」になって、淡々とこなしてほしいと思います。

面倒くさくても、そうではなくても、起きた時は、何かと「やること」があるもの。どうせやらなくてはいけないものなら、いちいち感情を使うことなく、落ち着いてこなしていきたいものです。そうすることで、イライラした状態で仕事に出掛けることが少なくなります。

1日の予定を紙に書き出し、仕事終わりに捨てる

3.仕事を始める前

さて、いよいよ仕事が始まります。1年ほど前、知人から聞いて「それ、いい!」と思った方法があり、仕事を始める前に取り入れてみたら、仕事の質がぐんと高まったように感じています。

今回は、そちらをご紹介したいと思います。

それは、「1日の予定を紙に書き出して、仕事が終わったら丸めて捨てる」というもの。

最後には捨てるので、ノートではなく、コピー用紙のようなものがオススメです。

まず、紙を1枚用意します。このとき、あまり小さなサイズの紙はオススメしません。A4サイズのコピー用紙なら、会社やご自宅にもあると思うので、それがオススメです。

紙を用意したら、1日のスケジュールを書き込みます。私は、その横に、そのために必要なことなどを書き足します。

基本的には、それで終わりです。そのほか、気になるようなことがあったら、余白にメモしておきます。

そして、予定が終わったら、消していく。最後に、1日の仕事を締めくくるとき、丸めてぽいっと捨てます。

仕事には、何日にもまたがるものも多々あります。そんなときは、何日もの間ずっと気になってしまいます。けれど、紙を丸めて捨てることで、不思議と「区切り」がつく感覚を得ることができるのです。そして、翌日、また、新たな気持ちでスタートします。