再び訪れた早期リタイアブーム 配当金でFIREを目指せ
近年「FIRE」と言う言葉が話題になりつつあります。
FIREとは、「経済的に自立し、早期退職を目指す」というものです。単に大金を稼いで仕事の一線から引退するというものではなく、支出を削り、その削ったお金を投資に回して、その収入で不労所得を増やし、経済的に自立するというものです。
FIREには「4%ルール」というものがあります。リタイア後の資産運用について、支出を元本の4%未満に抑えることができれば、高い確率で30年以上資産を維持できるとされている理論です。
つまり、年間支出の25倍の資金があれば、FIREできるということです。
FIREでは、配当金による収入を狙うことが一般的です。しかし、だからといって高配当の銘柄に集中投資してしまうと、そこが業績を悪化させると共倒れになってしまうため、FIREする場合も、「分散投資」が必要です。
「なんとなく」では投資はしない
株式や投資信託を買うときは、「なんとなく」で行ってはいけません。
自分がなぜその銘柄を購入したのか、きちんと説明できるようにしてください。理由を自分で説明できないものは買うべきではありません。
たとえば、株式投資では株価が上昇中の株を買う「順張り」と、下降中の株を買う「逆張り」という方法があります。逆張りがうまくいくと大きな利益を得ることができますが、逆張りを軸とする投資はリスクが高く、避けたほうがよいです。
初心者のうちは、順張り投資で堅実に利益を増やしていきましょう。銘柄選びに自信が持てないうちは、好成績を収めるアクティブファンドが投資している銘柄を購入する「コバンザメ投資」もよいでしょう。
株式であれば2ページ目で紹介した選び方に合致した銘柄を順張りで買うなど、購入理由を言葉で説明できるようにしましょう。