新型コロナは舌や歯ぐきからも侵入する

インフルエンザウイルスは、おもに上気道(のどや鼻、咽頭など)から体内に侵入してきます。しかし、最近の研究によれば、新型コロナウイルスは上気道だけではなく、歯ぐきや舌、唾液腺といった口のなかの細胞からも体内に侵入することがわかってきました。

ちょっと極端な言い方をすれば、インフルエンザはのどを洗うガラガラうがいだけでもある程度防げるのですが、新型コロナを予防するには、のどだけではなく、口のなかをしっかり洗うブクブクうがいも重要になるということです。

また、スペインの調査では、ポピドンヨードをはじめ、さまざまな種類の洗口液で口のなかをゆすぐと、2時間ほどは口内のウイルスの量を低下させられるというデータが出ています。「水によるうがいでも効果は十分では?」という議論の余地があるようですが、口のなかを清潔にすることでウイルスの量を減らすことができることがわかる結果といえるでしょう。

【基本的な7秒うがいのやり方】

1:水を口に含む
(水の量はおちょこ一杯分くらい。「ちょっと少ないかな」くらいがちょうどいい。水の量が多いと、口のなかで水流がつくれなくなる)

2:7秒間、全力でブクブクうがい!
(「ブクブク」としっかり音が出るように。口の奥から唇に向かって水を押し当てる。目標は7秒間で10往復。口がつかれたなら、しっかりできている証!)

3:水を吐き出して、また水を口に含む
(口のなかのばい菌が水に混じっているから、そのままゴロゴロうがいをしてはダメ!)

4:天井を見ながら、7秒間ゴロゴロうがい
(「ゴロゴロ」としっかり音が出るように。むせない程度に喉の奥まで水を入れる)

【毒出しうがい(天井を見ながら7秒間ゴロゴロうがい)】

❶おちょこ一杯分の水を口に含み、上の歯に向けて
全力で7秒間、ブクブクうがいをし、水を吐き出す

❷おちょこ一杯分の水を口に含み、下の歯に向けて
全力で7秒間、ブクブクうがいをし、水を吐き出す

❸おちょこ一杯分の水を口に含み、右の奥歯に向けて
全力で7秒間、ブクブクうがいをし、水を吐き出す

❹おちょこ一杯分の水を口に含み、左の奥歯に向けて
全力で7秒間、ブクブクうがいをし、水を吐き出す

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