「公的医療保険ではたいした治療は受けられない」「民間の医療保険に入っていないと、いざというときの医療費が賄えない」
民間の生命保険会社のテレビコマーシャルの影響もあってか、このように考える人が増えているようだ。たしかに病気になったときの医療費の負担は不安なものだが、民間の医療保険に入れば問題がすべて解決すると思うのは幻想だ。
日本では、健康保険が使える「保険診療」と保険が適用されていない「自由診療」を同時に行う混合診療は原則的に禁止されている。ただし、2006年に施行された医療制度改革で例外が設けられ、保険適用前でも厚生労働大臣が認めた「評価療養」と「選定療養」については、保険診療との併用が認められるようになった。これが「保険外併用療養費」だ。「先進医療」はこのうちの評価療養にあたり、将来的な保険適用を前提に、その評価を行っている段階の医薬品や医療機器などを使う治療である。
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