優先度を高めるべきお誘いパターン

逆の例を見てみましょう。

一度ぐらいはラグビーの試合を見てみたい人!?
いたらぜひ気軽に連絡ください!
試合の見所から、注目ポイントまで、全部解説しまくります。
そして僕の大好きな友人だけにお声がけしているので、終わったら軽くメシにでも行きましょう。
僕のパッションが熱すぎてウザかったらごめんなさい! 笑
でも絶対損はさせません。
今後もワールドカップもあるし絶対日本のラグビーは面白くなります。
楽しく知ったかぶりもめっちゃできるポイントがあるのでミーハーな動機も大歓迎です。
とにかくラグビーの面白さを知ってもらいたい! と思って前のめりに企画してみました。
会は実費だけ、僕には一銭も入りませんw

僕の友人で、ラグビーが流行る前から定期的に仲のよい知人を集めて、一緒にラグビー観戦をしようという企画を重ねていた仲間がいます。

実際彼が何かそれで稼ぎを得ることはなく、ただ純粋に自分が愛してやまないラグビーをみんなと共有したいという気持ちから発したものでした。

私が誘われた時(2017年)は、「ラグビーか、あんまり興味ないな……」と思ってしまいましたが、彼は、個別のメッセージでも、「私のいい友達でラグビー全然知らないやつらもたくさん来ますし、俺が全部分かりやすく、ルールや見どころも紹介します! ぜひ林さんには来てほしい。ワールドカップも10倍楽しめます!」

と、至れり尽くせりの誘い文句を出してきてくれたのです。

私からすると何か余計な費用が発生するわけでもないし、ラグビーに詳しくなれそうだし、楽しそうな友人も紹介してくれる。こんなにお得ポイント満載なら一度くらい行ってみるか、となるわけです。

見極めるポイントは「自分を誘ってくれた背景」

実際彼のおかげで、全くルールが分からないながらも仲間はずれになることもなく、ワールドカップに向けてにわかファンじゃない素地を早めにつくることができました。

もちろん参加者もみな感じがいい人ばかりで、新しい素敵なつながりも生まれました。

これは今でもよくおぼえている印象的な経験です。

このように、一言でも「なぜあなたを誘っているか」の背景がある場合は、ぜひ前向きに考えてみましょう。

誘ってくれた人の熱意でもよいですし、「あなたならたぶん興味をもってくれるんじゃないかと思い……」という少しの配慮でもかまいません。

たとえ興味が合わなかったとしても、その人はあなたのことをそこそこ考えてくれています。

つまらなそうにしていたら、少し解説をしてくれるかもしれませんし、誰か話の合いそうな人を紹介してくれるかもしれません。

きっとそういうお誘いのもとに集まったメンバーですので、一定のフィルターはかかっている、つまりセレンディピティの確率は高まっていると言えるでしょう。