NGサイン②:「参加人数の制限がない」

参加人数はとても重要な問題です。

林勝明『人見知りでもセレンディピティ 身近な奇跡が爆増する20のルール』(飛鳥新社)
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多すぎると結局印象に残る体験ができなくなってしまいますが、少なすぎるのもシャイな人は気が重くなってしまうかもしれません。

「いろんな素敵な人が集まるから紹介するね」と言われたのに幹事が手一杯で、人見知りな人たちはなんだか不発に終わる、というパターンもよくあるかと思います。

音楽イベントやグルメイベントなど人数がどうあれテーマだけで楽しめる場合は別として、これから何か新しい仲間や人間関係に触れていきたい、という方は、人数が多いところを選ぶのは極力避けましょう。

最大10人、3~4人で話せる機会がある集まりがオススメ

なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』の著書がある行動分析士・岩本武範さんの説によると、多くの人は4人以上の会話になると脳がパンク状態になり楽しめなくなってしまうといいます。

それくらいの少人数で安心して話せるグループがいくつかあるような場だと、質と量ともにバランスがよくなります。

逆に30~100人ほどが一度に集まるような大人数の懇親会では、1人あたり5分ずつ、トータルで10人くらいと名刺交換して話して終わりという流れのものが多くあります。

こうした会のデメリットは、特に仕切りもない場合は、話が1対1のサシになりがちです。

サシになってしまうと、話の切り上げどころが難しく、話がやたらと長い人の餌食になったり、謙虚な人はトイレに行ったりブッフェを取りに行ったりするタイミングを見失ってしまいます。

それでいて、相手にあからさまに切り上げられるととっても寂しい気分になります。

変に欲を出して、たくさんの出会いがあるかな? と狙って大人数の会に参加すると、こうして残念な結果に終わることが多いのです。