<「考える、書く、行動する」三位一体の仕事術>

<strong>みずほフィナンシャルグループ社長 前田晃伸</strong><br>1945年生まれ。68年東京大学法学部卒業、同年富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行。2001年富士銀行副頭取。02年みずほホールディングス社長に就任。03年から現職。
みずほフィナンシャルグループ社長 前田晃伸
1945年生まれ。68年東京大学法学部卒業、同年富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行。2001年富士銀行副頭取。02年みずほホールディングス社長に就任。03年から現職。

「神様は人間に『本物にだけ感動する能力』を与えてくれたのではないでしょうか。(中略)『きれいでなくとも生きた本物の言葉』を発し合いましょう。これが真のコミュニケーションの原点です」

これは、いまから15年前、「川親マンスリー」という店内新聞の1992年5月号に私が書いた文章の一部。この新聞は、私が川崎支店長(神奈川県)になったときに、「支店内で新聞を発行しよう」と提案してつくったものです。編集長の役割は新入行員に務めさせ、私は巻頭文を担当しました。