やりたいことに年齢は関係ない
しかし、なかには“若い人は小さな階段でいいかもしれないけど、自分は若くないから、やはり大きな階段を設定しないといけない”と、焦ってしまう人もいるかもしれません。本当にそうでしょうか?
たとえば僕は、42歳になった今でこそ本を出版させていただいたり、講演会やテレビに呼んでいただいたり、自分でもオンラインサロンを運営するなど公に出るようになりましたが、40代になるまでは一切、人目につかないように生きてきました。30代のころはフェイスブックのポストさえ友人限定公開に設定していたくらいです。
理由は、裏方仕事が多かったこと、大勢の人の前で話すのが苦手だったこと、自分が世に出なくてもすでにたくさんの才能を持った方々が出ているから、自分はせめてそのサポートができたらいい、自分の出る幕ではないと思っていたからです。
一歩踏み出せば簡単に世界は変わる
しかし、出会う人たちから講演や本の出版などをすすめられる機会が年々増えたことをきっかけに、自分が公の場で役に立てることがあるならと、まずは表に出る苦手意識を変えていくことから取り組みました。
まずはフェイスブックのポストに、時々公開ポストを加えてみたり。講演も、小規模の会場で、登壇者の対談相手としてなら出させていただいたり。人前でわかりやすく話せるように、アナウンサー教室に通ってみたこともあります。そうやって、少しずつ慣れていくことで、苦手意識を克服していきました。そして結果的に、働き方そのものを大幅に変化させることができました。
つまり、自分を変化させるために小さなステップを踏んでいくのに、年齢は関係ないと思うのです。“もう年だから”と諦めたり焦るくらいなら、まずは小さな1歩を踏み出してみるほうがずっと楽しいんじゃないかなと僕は思います。