「まずは少額でも副業収入がほしいという方ならば、Webライターがおすすめです。パソコン1つで始められ、スキルが評価されれば単価が上がり月収20万円以上も夢ではありません。アマゾン物販も低リスクで1カ月で副業収入を得ることができます」

まずは少額で副業収入を得て、それを元手にして新たな副業を始めるのが稼げる王道のステップだという。

「副業で稼げる人と稼げない人の最大の差は続けられるかどうか。少額でよいので、まずは3カ月続ければ自然と副業収入は上がっていきます」

感情に流されないことが大切

20年3月9日、世界的なコロナショックの混乱を受け、日経平均は前日比5.07%の下落を記録。その後、20年7月10日現在では上昇トレンドにあるが、今後の世界市場の見通しはいまだ立たない。そんなアフターコロナの世界でもサラリーマンが副業収入として期待できる投資商品にはどんなものがあるのか。

「副業アカデミーの生徒の中には、コロナ禍での投資で4000万円以上の利益をあげた人もいるほど、“勝ち組”が生まれています。重要なのは投資商品を見極めることと、各金融商品のリスクを見極め、ポートフォリオを組むこと。これができればアフターコロナも副業年収で100万円以上を稼ぐことはできます」

表のように、コロナ禍で投資すべき商品は、投資信託のような低リスクの金融商品に加えて、FXや不動産の中古物件投資、ソーシャルレンディングのように、高い利回りが期待できる商品を組み合わせて副業収入を増やすことだ。

投資/手元の現金で始め、ピンチでも冷静に対処すれば年収100万超えも

「在宅ワーカーが増えたとはいえ、1分1秒チャートとにらめっこして投資するのは現実的ではありません。FXのように、一日に決まった時間だけ取引して、機械的にロスカット(損切り)する額を設定しておけば大きく損をすることはありません。また、まとまった現金がある方は、戸建て投資のように、1度物件を整えれば、あとは毎月家賃収入を得る楽チン投資がおすすめ。

1年でそれなりのリターンを期待したいのならば、ベンチャー企業などの新規事業に高利子で貸し付ける資金を個人が出資できるソーシャルレンディングがおすすめです。一時期は事業が頓挫し、資金が返ってこないといったトラブルもありましたが、それはわずかなケースです。近年は元本保証がありながら年利10%というケースも珍しくありません」

表で紹介したコロナ禍でおすすめの投資は、どれも少額で始められるものばかりだ。

「20年3月、日経平均が一時的に下落しましたが、このタイミングで購入していた株をロスカットする人が目立ちました。しかし、投資信託などの金融商品は10年以上の長期保有がおすすめ。むしろ、長期保有でなければ、うまみがありません。アフターコロナの投資で重要なのは、コロナ禍だからと感情に流されずに投資する毅然とした態度と言えます」