上手なネガティブフィードバック5つのポイント

ここからは、ネガティブフィードバックの方法を具体的にご紹介します。

まず「部下が受け取りやすいフィードバックをする」という姿勢が大切です。ネガティブフィードバックは只の手段であり、目的は部下の望ましくない言動を改善することです。

とくに部下の反応が見えにくいテレワーク環境においては、部下の納得感を重視する姿勢が非常に重要になります。

それを踏まえたうえで、フィードバックをする際に気を付けたい具体的な5つのポイントをご紹介します。

①事実に基づいて、具体的・客観的に伝える
②自分の言葉として伝える
③部下の人格ではなく、言動に焦点を当てる
④見えたまま・感じたまま、「鏡」のようにそのまま伝える
⑤断定せずに、相手の意図や認識を尊重する

部下に拒絶されるフィードバック

5つのポイントが、よりイメージしやすいように、上司からのネガティブフィードバックを対比してみましょう。まずは5つのポイントを押さえていない例です。

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社内会議に遅刻した時も思ったけど、田中さんは、色々とルーズだよね。
①抽象的・主観的

他の人も皆、言っているけど、人として良くないよ。
②皆の総意という伝え方 ③人格に焦点

私の経験からすると、ルーズな人は、誰からも信頼されなくなるよ。
④上司の主観

まずは、遅刻癖を早く直してね。
⑤相手の意図や認識を無視し、一方的に伝える

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上記のネガティブフィードバックだと、部下は、反発/無視という態度をとる可能性が高くなります。

部下に受け入れられやすいフィードバック

次に5つのポイントを押さえている例です。

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田中さんは、今日の社内会議に15分遅れたよね。
①具体的・客観的

田中さんを待っていた私からすると、正直、自分勝手な行動に映ってしまっているよ。
②自分の言葉 ③言動に焦点 ④鏡のように伝える

何か、理由や事情とかあるのかな?
⑤相手の意図や認識を尊重して、聴く

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上記のネガティブフィードバックだと、部下は、納得/受容という態度をとる可能性が高くなるでしょう。