リラックスしつつ集中できるようなイスをどう選ぶか

<strong>齋藤 孝</strong>●さいとう・たかし 1960年生まれ。東京大学法学部卒、同大学大学院教育学研究科博士課程修了。明治大学文学部教授。この2月、セキスイインテリアと共同で“没頭できるデスク”を開発した。
齋藤 孝●さいとう・たかし 1960年生まれ。東京大学法学部卒、同大学大学院教育学研究科博士課程修了。明治大学文学部教授。この2月、セキスイインテリアと共同で“没頭できるデスク”を開発した。

今の時代ほど、外を歩かないで坐っている時間がほとんどという生活を人々が経験したことはないだろう。それにプラスして多くのビジネスマンには、短い時間でより高い成果につながるようなアウトプットが求められている。いちばん大切なのは集中力であり、その集中をいかに持続させるかではないか。

「日本人にとっては農業をはじめ、立って仕事をするという形が長くありました。そういう意味では、坐り続けて仕事をするるというイス坐の型がまだできていないといえます。イスにきちんと坐ることもないし、イスの選び方も適当なことが多い」

(小原孝博=撮影)