住宅ローン専門金融機関では、国内最大手のARUHI。以前は残業が多く働きづらい“昭和”な企業でしたが、数年前から、日本一働きやすい会社を目指し大胆な改革を実施。その変化と社員たちの働き方を追いました。

ある日、幸せに向けて、新しい生活を始めるために

ARUHI――この一風変わった会社名の由来は何なのか?

畳敷きのスペースでは、仕事も休憩もOKだ。

社名変更は2015年。同社は「SBIモーゲージ」という名称だったが、現会長兼社長の浜田宏さんが会長に就任した際、この社名を生み出した。

家を買う決意をする“ある日”は、多額の借金を背負う日だが、家族や自分の幸せと新生活へのスタート地点にもなる。その考えから“ある日”をARUHIとして社名にした。さらに融資だけでなく、顧客の暮らしのサポートをするのが同社のミッションである。「カタカナで書くとアルヒだから、最初はアヒルなどとからかわれましたが(笑)、世間に周知されるようになれば、ただの社名になるはずだと思ったのです」と浜田さん。

社名変更を皮切りに金融機関らしくない、大胆な改革が次々と行われた。それまでは残業が多く、期末になると社員一丸となって、顧客に借り換えを促す電話をかけるという状態……。離職率が高く、働きづらい会社だったようだ。