「アウトプット」できるのがいいエンジニア

——進学ではなく就職を選んで、今の職場環境はどうですか。

楽しいです。趣味でプログラミングをやっていた頃と同じような領域の仕事なので、好きなことができている実感があります。それと、情報を集めて、蓄えて、実践して、アウトプットできる環境なのが大きいです。

会社はエンジニアが技術系のブログを書いてアウトプットすることを推奨しています。エンジニアは、知識を蓄えるだけでは死んでしまいます。蓄えた知識をどう使ったのか、自分で記事を書いたりイベントに参加したりしてアウトプットするのがいいエンジニアになるためには必要なんです。

私自身も、「もこ」としてブログを書いています。自分のノウハウをアウトプットしたり、イベントに行ってきた報告を書いたり、時には遊びに行った話を書くこともあります。こういうブログを書ける会社は、あまり多くないと思います。

この番組に出ることになったきっかけも、ブログだと思います。他社の人が番組スタッフに紹介してくれたみたいなんです。社長がSlackに出演依頼のメールをそのまま貼ったら、みんなが「おおーっ」と盛り上がって、引くに引けなくなりました(笑)。

——ブログ以外に、今の環境でいいと思っているところはありますか。

自分の弱点がわかることです。うちの会社は、自分から手を挙げて案件に参加するシステムなんです。「○○構築案件」といった仕事がSlackに流れてきて、「やります」と手を挙げた人が担当します。そうすると「これ、手を挙げられないな」という仕事が出てくるんです。そこで、苦手なものに気づけます。それは大事なことだと思っています。

「好きな人ほど力を伸ばせる」世界

——大卒でエンジニアになるよりも、7年早いキャリアのスタートです。この先どうなりたいですか。

スタートが早いことは、エンジニアとしては成長できると思います。今の会社には、AWSの認定資格を11個すべて取得している人も多数いて、まだまだ技術的な知識が浅いと実感します。この先どうなりたいかは即答できませんが、もっと技術力を伸ばしていきたいなと思います。

——就職のためにエンジニアになったのではなく、小学校の時からプログラミングが純粋に楽しいと思ってやってきた延長線上に今がある、という実感でしょうか。

そうですね。情報系の高校、大学で勉強をしてきた人が、みんな技術が好きで得意とは限りません。一方で、趣味でプログラミングなどをしている人たちの技術力にはすごいものがあります。好きでやっている人のほうが、圧倒的に力を伸ばせる世界なんです。少なくとも、今の職場には技術が好きな人しかいないので、それはいい環境だと思っています。

画像提供=毎日放送
「ダーレモシラナイ」MCの南原清隆さん(中央)、バカリズムさん(右)、進行の辻沙穂里MBSアナウンサー(左)
ダーレモシラナイ ~爆笑!日本の新知識~9月4日(水)午後8時~9時57分放送(MBSほか)
何でも「インターネット検索」ができてしまうこの時代に、あえて「ネット検索で出てこない"私だけが知っている"オモシロ情報とは?」という問いで全国の方々にネタを大募集。投稿された情報を番組スタッフが徹底取材し、スタジオでは「検索の達人」たちが持ちうるスゴ技を駆使してネット検索。もしもその情報が検索でヒットしなければ「ダーレモシラナイ日本の新知識」に認定する。「テレビの取材力」と「インターネット検索」にスポットを当てた新感覚のバラエティ番組。
(構成=プレジデントオンライン編集部)
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