アフターフォローや解決策の提示が欲しい

Bさん:私も断然褒められて伸びるタイプです。もし怒られたとしても、「次は気を付けてね」って優しくアフターケアの言葉をかけてほしい。そうすれば、自分も素直に反省してから「よし、頑張ろう」って次へのモチベーションにつなげることができます。

原田:優しくアフターケアまでされたら、反省しないで忘れてしまわないかな? やっぱり、人間って叱られるのは嫌だから、「二度としないようにしよう」って思うんじゃないの?

Bさん:ミスをしたときって、自分が一番よく分かっていて、自分が一番落ち込んでいると思うんです。そんな時にアフターケアをされたら、「次は本当に気を付けよう」ってなりますね。

原田:人間は必ずミスをしてしまうものだけど、叱って傷つけて覚えさせるのではなく、褒めて感謝させて教えないといけないんだね。性悪説より性善説ってことかな。

Aさん:私は、怒るときは怒ってほしいです。怒られないと、逆に「期待されていないのかな?」と感じちゃう。ただ、怒った後はすぐ切り替えてくれて、引きずらない人がいいです。

Fさん:うんうん、怒るべきときはちゃんと怒ってほしい。理不尽な怒り方はイヤですけど。

Gくん:感情的に怒られたら、委縮して他のところでもミスをしてしまいそうなので、僕は怒られるよりも指摘がいいです。

Dくん:僕は、怒るなら論理的に伝えてほしいですね。何がいけなくて、どう直すべきか、というところまで提示してほしい。

原田:意外と怒って欲しいタイプの若者たちもまだ残存はしているんだけど、皆、上司の怒り方には注文があるんだね。昔だったら上司の怒り方に注文をつけるなんて「100年早い」と言われていただろうけど(笑)。

短時間で怒る、引きずらないで怒る、理不尽な怒り方はダメ、怒るより指摘、怒るより論理的に説明……こんなにたくさんのことを考えながら怒ることはきっと多くの人には不可能なので、上司は絶対に若手を怒ってはいけない、と覚えた方が楽かもしれないね。

「ぶつかってこいよ!」という熱血上司は必要ない

原田:「背中を見て学べ。そして、自分で考えろ」というのが昭和型の指導だったと思うけど、上司には具体的な解決策まできちんと提示してほしい?

Dくん:はい、上司が提示してくれた方針でいくのか、自分にとってよりよい方法があるのか、自分で考えたいです。選択肢が二つあったほうが効率も質も高められる可能性があると思います。きっと上司も新人の頃に同じような失敗をしていると思うので、もっと僕たちに近道させて欲しい。

Cさん:私も同感です。解決策まで提示してくれないと、また同じミスをしてしまうかもしれない。「あえて教えない」っていうのは全く意味が分からないし、お互いに良いことが一切ないと思います。

Aさん:そうそう。私たちの世代は、理不尽からは絶対に逃げます。戦闘意欲もあまりない人が多いし、とにかく衝突もケンカもしたくない。

原田:衝突もケンカもしたくないけど、理不尽な怒りには従わないのが君ら世代なんだね。「とにかくもう学校や家には帰りたくない」と尾崎豊は歌ったけど、君たちは「とにかくもう衝突もケンカもしたくない」になっている。尾崎もびっくりだね。

とにかく熱い上司で、「ぶつかって来いよ!」みたいな人はどう?

Aさん:ぶつかる必要ってあるのかな、と思ってしまいます。何の意味があるんですか? ぶつかって生まれるものってあるんですか? 怒られた理由を自分で考えてこいとかいうのも、全く効率的じゃない。効率的じゃないことって、超かっこ悪いと感じますね。