中小の塾の中には中学受験コースがある場合も

中小の塾の中には、補習コースと、中学受験コースの両方を持っている塾もある。子供の希望によっては中学受験をするという選択肢もある場合は、その塾が使っているテキストに注目してみよう。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/Milatas)

「栄光ゼミナールが使用している『中学受験新演習シリーズ』は他の塾でも取り入れられておりいい教材です。四谷大塚の『予習シリーズ』は難関校向けです。このどちらかを取り入れているなら安心です。オリジナル教材を開発するのは非常に手間がかかりますから、教材は評価の高い大手のものを取り入れて、子供の学習レベルに合わせた指導に注力してくれる塾がいいでしょう」

中学受験をしない場合でも、家庭で中学受験の基礎問題レベルの勉強をすることをおおたさんはすすめる。高校受験をはじめ後々の学びの基礎にもなるからだ。

「中学受験の基礎問題レベルぐらいは、受験をしない小学生でも勉強しておくべき内容だと思います。小学校の高学年で習う割合、公約数・公倍数、速さなどの概念は、中学以降数学だけでなく広く用いるので、使いこなせるようになっておくべきだし、国語の文章を論理的に読み解く訓練を小学生のうちにしておかないと教科書すら読めなくなってしまいかねません」

【地元の中小塾この3つのポイントは必ず確認しよう】

1.塾長に子供の学習の悩みや気になることを話してみて、親身に話を聞いてくれるか
2.先生が子供のロールモデルになりそうか
3.営業に熱心すぎたり、教室数を増やしたりなど、塾の規模を急拡大しようとしていないか
(写真=iStock.com)
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