アメフトの事件と事後の対応で、伝統ある看板に傷がついた日本大学。そこから垣間見える巨大組織の“鈍感さ”とその原因を分析する。
“日東駒専”からの脱落はありえない
日大といえば、言わずと知れた日本一のマンモス大学。1889(明治22)年の創立(当時は日本法律学校)以来、卒業生総数は116万人を超える。出身大学別の社長の数が全国1位ということでも知られている。

相手選手への悪質なタックルをめぐる日本大学アメフト部監督、コーチの会見(当時、写真上)。発祥の地である東京・神田三崎町周辺には、ところどころに日大の校舎や施設が存在する。(時事通信フォト=写真上中、AFLO=写真右下)
しかし、ここのところ世評は芳しくない。アメリカンフットボール部をめぐる騒動と、記者会見やそれ以降の大学側の対応に、日大は世間から非常に厳しい目を注がれることになった。
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