価値観激変! 匿名座談会
エリート女子も子育て重視!

就職活動真っただ中のエリート女子たち。2月の時点で、すでに内定をゲットしている人が過半数。彼女たちは、企業をどんな目線で選び、どんな働き方を求めているのだろう。

▼甘えからではなく、働くことに本気だから、「働きやすさ重視」なんです

――就活が本格化しています。どんな状況ですか。

慶應義塾大学理工学部 前田さん(仮名)

【滝川】17年の5月から動いています。最初は日系企業で働こうと思っていたのですが、夏のインターンシップの後、外資の選考が早く始まり秋に内定をもらいました。なので今はあまり就活していません。

【杉原】私も17年の5月から。日系企業のインターンシップ選考で内定をもらいましたが、今は日系大手の事業会社を見ています。外資系志望の学生は早めに内定が出るので、夏に就活が終わったという子がちらほらいますね。

【前田】私は、昨夏のインターンから始め、一応外資のコンサルから内定をもらっています。今はそこよりも志望度が高い日系企業に絞って就活しています。

【高橋】皆さんすごい。私は日系大手志望ですが、17年のサマーインターンにいくつか応募したけど、どれも2次、3次選考で全滅、気持ちもぐっと落ち込んでしまって。今はがんばって就活しています。

――どんなキャリアを描いて会社選びをしていますか。

【前田】いろんなことに挑戦できる会社がいいですね。多くの事業を手がける会社でいろんな仕事を経験したい。事業が1つでも、たとえば人事をやったら営業や開発も経験したい。いずれは部長、本部長など上の役職でマネジメントをやりたいです。

【滝川】私は営業職志望です。製品が社会に貢献できるか、自分が心から売りたいと思えるかを基準に企業を選びました。幅広い営業経験と複数のスキルを身につけて、転職して外に出ても戦えるようになりたい。

【杉原】私もモノを作って売ることに魅力を感じるので、事業会社志向です。それと仕事を通じて自分自身を変えたいという思いがあります。私は与えられた課題を効率的に着実にこなすのが得意なタイプで、東大によくいる学生だと思う。それが嫌だし、変わりたい。35歳ぐらいで家業を継ぐつもりなので、それまでに経験を積んでおきたいですね。

【高橋】一生キャリアウーマンとして働き続けるかどうかはわかりません。そもそも労働が向いていない可能性もある(笑)。出世路線でバリバリ働くことには不安があります。

【滝川】子どもができても働き続けたいから、働きやすさは重要。そこをアピールする企業はすごく多い。会社説明会で残業が少ないですと言うけど、本当かなと思って聞いている。質問に答えるときのしぐさや表情なども見逃さないようにしています。

【高橋】できれば転勤のない会社がいい。実家は東京ですが、父の転勤で地方に4年住んだけどあまりにも不便だったし、父もそれがきっかけで会社を辞めたんです。都内で勤務できたらいいなと思っています。