▼リスクヘッジのために共働きは当たり前。男の家事力、求めます

――仕事とプライベートとの両立についてはどう考えていますか。

上智大学法学部 高橋さん(仮名)

【杉原】友人の中には、バリバリ働きたいから結婚をあまり考えていない人もいますが、私はできれば25歳ぐらいで結婚して子どもも早めにほしい。医療も進んでいるけど、早めに産んだほうが健康リスクが低くなるし。もちろん夫には子育てを手伝ってほしいです。ただ、実家通いの男子はご飯を炊けないほど家事ができなかったりするから困りますね。そこは教育していかないと。

【前田】私も結婚と出産は絶対にしたいし、子どもは2人はほしい。子どもがすくすくと育っている瞬間を見ていたい、というのが一番の夢です。仕事での成功よりも一番はやっぱり子どもかな。もちろん出産後も継続して働くつもりですが。

【高橋】結婚はしたいけど、できなくてもいいかなとも。子どもができても働き続けたい。でも母から「私が専業主婦だからあなたは今の生活ができるのよ」と言われるので、共働きの家庭ってどうなんだろうという不安もちょっとはある。

【杉原】学内には専業主婦になりたい友人はいませんね。結婚して2人で働いたほうがリスク分散になります。どちらかに何かあっても、生計を立てられるようにしておきたい。

【高橋】飲み会で男子が「奥さんには家にいてほしいんだよねー」というようなことを言ったら、女子たちが「生活できるだけの給料を本当に稼げるのか!」と怒って、頭をたたかれていたことがある。上智って女子が強いんです(笑)。

【前田】そんなことを言ったら、大ブーイングだよね。私の友達も結婚しても共働きしたいというのが大半。母は専業主婦ですけど、働いておけばよかったと言っている。離婚や死別を考えると、絶対に自分で生きていく力がほしい。