2016年12月、自民党と公明党は税制改正大綱にビールなどの酒税一本化を盛り込んだ。現在、350ml缶当たりの税額はビールが77円、発泡酒が47円、第3のビールが28円。20年からビールを段階的に減税し、発泡酒と第3のビールを増税していく。26年には税率が54.25円に一本化される見通しだ。

酒税法の改正自体は数年前から議論されており、ビール各社もそれに備えて減税されるビールの商品開発に力を入れてきた。税率も段階的に増税・減税されていくことから、短期的なインパクトは大きくはないとみている。

(構成=衣谷 康)
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