総仕上げとなるような仕事を!

マイクロソフトでは中央省庁を担当させていただきましたので、関係者も多く、また商談額も大きいものでした。結果的に当時のグローバルのトップにまで表彰していただける仕事になりましたが、最初はお一人お一人との関係づくりから始まりました。最終的に「みんなが実現したい世界」である、国民の皆様の利便性向上という大きな目的を果たすために、社内外含めて本当に多くの方にサポートいただき、実現できたことだと思っています。

また、リクルートに転じてからは、自分なりに営業のハイプロとして極めよう、総仕上げとなるような仕事をと考え、とある大手製造業の企業様とご一緒させていただきました。

それまでの仕事で、もし商談の金額を大きくしたいのであれば巻き込む対象を広げればよいのだということがわかったので、次はより深い営業をしたいと考えたのです。そこは創業者の理念が大変著名な企業様で、私自身、その理念に大変共鳴しまして。もともと、その企業様とはほぼお取引がなく、失うものはないのだから思い切って踏み込んでみようと考えました。

私はそのとき新卒採用のお手伝いをしていましたので、ぜひ学生の皆様にもこの企業の素晴らしさを知っていただきたいと、自社のスペシャリストはもちろんお客様にもお話をして、どう実現できるかを皆で考え抜きました。最終的には、著名かつご多忙を極めるご創業者に、企業の枠組みを超えて若い世代の人にメッセージを届けていただきたいこと、そしてそれがその企業様にとっても優秀な学生の採用につながることを様々な形でお伝えし続け、若い人々の心を揺るがすようなメッセージを紐解き、広くお伝えすることができました。

構成=Top communication 撮影=向井 渉