海外旅行で油断は大敵! 盗難への備えをいつも頭に

今回、私が得た教訓は次のようなことです。海外に慣れている人なら当たり前すぎて、笑われてしまいそうですが。

(1)クレジットカードは海外受付窓口の電話番号をメモして行こう
→今回はスマホで検索しましたが、リストがあればもっと早く手続きできるはず。
(2)持って行くカードの枚数を減らし、分散して持っておこう
(3)持ち歩く現金は最小限にしよう
(4)何かあったら海外旅行保険のサポートデスクを活用しよう
(5)盗難に遭ったら、恐れずに警察へ行こう
→今回は対応がよくてラッキーでしたが、もし言葉が通じなくても不親切でも、そのときに考えればヨシ。

何より、盗難に遭わない注意が第一。今回はのどかな郊外都市だったので夫も油断したようですが、尻ポケットに財布は論外です。一目で観光客に見えるのは仕方ないし、巧妙なプロの手口には勝てないとしても、極力、スキを見せないことが大切だと実感しました。

それでもめげずに、「次はどこに行こうかな」と考えています。みなさんもスリには十分注意して、海外旅行を目一杯楽しんでくださいね。

マネージャーナリスト 有山典子(ありやま・みちこ)
証券系シンクタンク勤務後、専業主婦を経て出版社に再就職。ビジネス書籍や経済誌の編集に携わる。マネー誌「マネープラス」「マネージャパン」編集長を経て独立、フリーでビジネス誌や単行本の編集・執筆を行っている。ファイナンシャルプランナーの資格も持つ。