私事で恐縮ですが、このお盆休み、海外で財布をすられました。

実際にスリにあったのは夫ですが、場所はドイツで、夫婦揃ってドイツ語力ゼロ、しかも英語力は中学生並みです。そんな情けない状況で、なんとか警察で盗難証明書をもらい、カードの使用停止手続きをした経緯をご報告します。私たちのような海外旅行初心者の方は、どうぞご参考に。

スリ集団はオバサン達でした

スリにあったのは、フランクフルトから電車で20分程度の郊外都市です。のんびりライン川を眺め、お昼に名物のアップルワインを飲んで、ごきげんの帰り道。駅に着いた電車に私が先に乗って席を確保しましたが、夫がなかなかやってきません。見ると、大きなオバサン達に囲まれて、なにやら揉めている気配です。

電車が走り出し、あっけにとられた顔で席にやってきた夫は「財布をすられた」と言いました。1人のオバサンが前に立ちはだかり、仲間の1人がジーパンの後ポケットにあった財布を抜き取ったようです。すぐ気がついて振り向くと、後にいたオバサンが向こうにいる男性を指差して「あいつが盗んだ」と言ったそう。そちらに気をとられている間にオバサン達は電車を降りて、ドアが閉まってしまいました。

財布に入っていたのは、銀行で引き出したばかりの現金約500ユーロ(7万円強)とクレジットカード2枚、銀行のキャッシュカード1枚です。「後ポケットに入れてちゃダメでしょ」と言いたいところをぐっと押さえ、対策を協議しました。