女性管理職の争奪戦
政府が掲げる「2020年までに責任ある地位の女性を30%に」、いわゆる2030に向けて、企業の「女性管理職人材」奪い合いが、激しくなってきています。2015年4月1日には多くの女性役員が誕生しました。自社で賄える企業はいいのですが、そもそも入社15年目以上の管理職候補の人材は払底しています。そこでよそからヘッドハントしてくるしかないのです。
先日、ある会でプレゼンされた女性管理職とお名刺を交換しました。
「あのー、私来月から転職いたしますので、今後の連絡は後任の者へ……」
ええっ! 「女性活躍の顔」的な存在の方ですら、容赦なくヘッドハンティングされていくのですから、油断のできない世の中です。
友人がヘッドハントされて某企業の役員になったのですが、それを聞いて「ああ、俺も狙っていたのに」と、別の会社の社長が嘆いていました。女性管理職人材争奪戦はなかなか厳しいものがあります。