移動中、スキマ時間、ちょっとした時間もスマホ一つで仕事を動かす人たちがいる。話題を生み出し、流行をつくる人々が使いこなしているスマホのトップ画面に彼らが生み出すヒットの秘密を探る。
 

思いつきをビジネスに!1兆円企業を目指すIT社長
▼クラウドワークス代表取締役社長 兼 CEO 吉田浩一郎氏

吉田氏の朝は早い。PCとスマホを前に毎朝6時過ぎから15~30分集中して経営戦略を練る。「ベンチャーが大手に勝つためには、判断速度を倍速にしないといけない」。思いついたらすぐにCaptioを使って簡単にメモし、Gmailへ送信。★印をつける。常時50個はある検討事項やアイデアに毎朝目を通し、必要な行動に次々落とし込んでいく。「迷ったら5分でも仮眠します」。スッキリした頭で改めて向き合うことにしている。

(1)新規事業からイベントのアイデアまで移動中や会合の最中でも思いついたらメール送信できるメモアプリCaptioで記録する。

(2)クラウド上にデータを保存できるDropboxは、顧客先への提案資料や自分のプレゼン用データを集めてある。どこでもすぐにアクセス。

 

24時間メールに対応する『スター・ウォーズ』玩具のプロモーター
▼バンダイホビー事業部マーケティングチーム 田口博丈氏

10年ぶりの映画(実写版)最新作の公開で盛り上がった『スター・ウォーズ』。小学生からファンだったという田口氏は、シリーズの精巧なプラモデルのプロモーションに携わる。イベントや打ち合わせに日本中を駆け回る一方、出張先でも広告などのチェックに24時間対応し、即レスを心がける。データのやり取りが頻繁なため無料Wi-Fiを見つけて接続できるJapanWi-Fiを活用。数種類のデータ転送アプリも重宝している。

(1)撮影した現場写真から、高さなどを計測するMagicMeasureで、イベントスペースのサイズ感を把握しておく。

(2)商品画像や動画など、重いデータのやり取りが多いため、複数のデータ送受信アプリを活用中。一番多く使うのはデータ便。