デキる人は1日3回自販機に立ち寄る

期待されている人の77%は、会議や全社メールといった公式連絡ではない「非公式な情報交換」をしていることが調査でわかりました。これは一般社員における比率の1.5倍です。

代表的なのが、立ち話です。とくに自販機前を情報収集拠点として活用していることがわかりました。

ジュースとスナックの自動販売機
写真=iStock.com/Hitra
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効率重視の人ほど「飲み物を買ったら、すぐに席に戻る」「休憩はなるべく手短に」と考えがちですが、期待されている人たちは1日3回ほど自販機に立ち寄り、そのたびに同僚と雑談を交わしていたのです。

ここで交わされるのは、ほんの数十秒の会話ですが、そこから得られる情報の価値は侮れません。

他部署の進捗や課題を察知することもあれば、「このお茶、また売り切れてるね」といった会話から「営業チームがイベント準備で遅くまで残っているらしい」と、会議や報告書には表れない現場の温度感を知ることもあります。

重要な話はいつも「非公式」に広まる

こうしたインフォーマルコミュニケーション(非公式な情報交換)は、公式な情報交換よりも信頼関係を深めやすいことが研究で示されています。確かに、ないしょ話を共有すると親密感が増しますよね。

偶然性が高く、立場や役職に関係なく人が交わる自販機前は、人と話すきっかけを自然に作れる場所でもあるのです。

ある公共サービスの若手社員は、毎日昼前に自販機へ立ち寄るのを習慣にしています。最初は単なる休憩でしたが、顔見知りが増えるうちに経理や物流の担当者と気軽に話せるようになったそうです。

ある日「今度の物流体制は大きく変わりそうだ」という話を立ち聞きし、その情報を営業戦略に反映させた結果、上司から「よく気づいたな」と評価されたと言います。自販機での偶然の会話が、キャリアの後押しになったのです。

自販機コーナーは、ただ喉を潤す場所ではありません。数十秒の会話から、組織の公式にはならない情報を拾える情報収集拠点だったのです。