味覚が自然に薄味へと導かれる
まず、薄味を習慣づけることで舌の感覚=味覚が変わっていく、という変化が起きます。野菜の淡い甘みやうまみが感じられるようになり、逆に、外食やお惣菜の味つけが「濃い」と感じるようになりました。
私は一人分の食事を自炊するのが面倒なので、1回分の食材がすべてセットになった生協のお料理セットをよく利用しますが、これに添付されている調味だれも、1袋の3分の1、あるいは半分入れれば十分に味を感じるようになります。
つまり、味覚が自然に薄味へと導かれ、結果として塩分と糖分の摂取が大幅に減ったのです。これが、野菜スープの大きなメリットの一つです。
そして、いうまでもなく、野菜にはビタミンC、E、βカロテンなど豊富なビタミン類が含まれています。血管を若返らせたり、免疫力を高めたりするポリフェノールをはじめとした抗酸化物質も豊富に含んでいます。
また、野菜はカリウムも豊富で、これが体内の余分なナトリウム(塩分)を排出してくれます。これらの栄養素が溶け出したスープを飲むことで、効率よく、体に必要な成分を摂取することができるのです。
さらに、野菜に含まれる水溶性食物繊維が、血糖値の急上昇を抑え、腸内環境を整える助けになります。便通改善や肥満予防にも繫がり、生活習慣病を遠ざける力を秘めています。
好みの野菜をざくざく切って煮込むだけ
野菜スープの材料は、有機栽培などの栄養価の高い旬の野菜がおすすめですが、ふだん冷蔵庫にある定番野菜でも、もちろん大丈夫です。味つけは不要です。野菜の甘みをそのままいただきましょう。
加える野菜を替えたり、牛乳を足したり、ざく切りにしたりんごを加えるなどして、味変を楽しみながら自由に続けてみてください。
飲み方や量に細かい決まりはありません。体調の変化を実感したいのであれば、最初の3カ月間は、朝・昼・晩の3回飲むといいでしょう。
ふだんの食卓に取り入れることで、スムーズに続けられます。私の場合は、「朝はたっぷり、昼はふつう、夜は少なめ」の食事を心がけていますから、夕食をサンドイッチなどの軽食と野菜スープ、季節のフルーツだけですませることも多いです。なにより体が温まりますし、具だくさんで歯ごたえもあり、満腹感も得られます。

