自分の終活は誰も進言してくれない
武田信玄の死因については諸説ある。労咳(肺結核)、肺炎、膈症(食べ物が通らなくなる病気。胃ガンもしくは食道ガン)のほか、「攻城戦の最中に鉄砲で狙撃された傷が悪化」といったものまである。
戦国時代の医療水準から考えて、「どれかが死因」というよりは「あげられた要素が複合的に表れて死亡」と考えるのが妥当ではある。「人間50年」の時代なのだ。
忘れられがちだが、人間の死亡率は100パーセントである。いつ死ぬかはわからないが、死ぬときにむけての準備はできる。そして自分の終活は、誰も進言してくれない。自分で判断しなければ、必ず晩節を汚す。
人間の生命力は、ゆっくりとした下り坂ではなく、下りの階段である。「そこそこ衰えた」ときに準備をしておかないと、その次に急落してからでは遅いのだ。
メンタル・コミュニケーション・体力・後継者の確保は、常に意識しなければならない。
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