掃除機内からはい出てくるダニ
また閉め切ったままの「押入れ」や「クローゼット」はないだろうか。そこも湿度が低い日には戸を開けて乾燥させよう。ダニは何より“乾燥”に弱いのだ。
高岡氏は「押入れに調湿機能をもつ『炭』を置くこと」や、「密閉した衣類ケースに防虫剤と一緒に乾燥剤を入れること」をアドバイスする。そのほかカーテンやカーペット、ぬいぐるみなどにもダニが繁殖しやすいため、洗えるものは洗いたい。
私がギクリとしたのは「掃除機内のゴミ袋」。高岡氏が以前行った調査では「掃除機内のゴミを捨てる期間は、1~3カ月くらいという家庭が多いことがわかった」という(我が家もまさにそうだった)。
「それでは掃除機内からはい出てくるダニもいるでしょう。少なくとも数週間以内には掃除機内のゴミを捨てるように心がけてください」
秋はアレルギーを起こす人が一番多い
梅雨から夏にかけてダニは増殖し、気温が下がり乾燥する秋から冬になると減っていく。しかし秋はダニによってアレルギーを起こす人が一番多い時期とされる。
「夏に増えたダニは、秋からどんどん死んでいきます。すると体がバラバラに壊れて小さな破片になる。その死骸がアレルゲンになるのです。私が家庭のダニの数とアレルゲンの量を測定したところ、ダニの数のピークは8月ですが、アレルゲンの量は10月が最大でした」
寒くなると押入れにしまっていた厚い布団を出すが、布団の中にも夏の間に増えたダニの死骸や糞が蓄積されている可能性が高いという。その布団に寝ればダニのアレルゲンを大量に吸い込んでアレルギーの症状が出てしまうというわけだ。
まとめると、重要なことは大きく3つ。
1・古い布団は処分し、できる限り新しい寝具を購入する。それが難しければコインランドリーや宅配クリーニングを利用して布団を丸洗いする。
2・できる限り高密度繊維でできた布団カバーを使用し、定期的に寝具類を洗う。
3・室内の通気換気を行い、押入れやクローゼットなども湿度を下げる工夫をする。
“ダニだらけの家”にしないため、室内の環境を整えたい。
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