上岡龍太郎の「才能」を活かすための番組
とはいえ、最低限の確認をしなければならない。この番組は、なぜ始まったのか。それは、「上岡(龍太郎)さんの才能を活かすために考えた番組」だったという。これは、スタート時にはプロデューサーとして、そして今もなお「企画」として「番組会議の参加、本番前日のビデオチェック、本番立ち会いなど」に「気楽に」携わる松本修氏のことばである。
松本氏は、その著『探偵!ナイトスクープ アホの遺伝子』(ポプラ社、2005年)で、上岡氏について「一瞬を切り取る批評家の才能」(同書、39ページ)と評しているように、その「独自のひらめき」を全面展開するための仕掛けが「探偵」形式だった。
いまもなお番組冒頭には「この番組は、視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が優秀なる探偵たちを野にはなち、世のため、人のため、公序良俗と安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に追求する娯楽番組である」とのテロップが流される。この「探偵」が上岡龍太郎氏の前で「プレゼン」をするスタイルが、番組に緊張感を生んできたのである。
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