一夜漬けで乗り切ることはほぼ不可能

試験といえば、一夜漬けで乗り切った経験を持つ人も多いでしょう。私自身も学生時代には何度もそのような状況を経験しました。

しかし、ケンブリッジ大学の学生は、一夜漬けで試験を乗り切ることはほぼ不可能です。膨大な試験範囲と問題量だからです。1年を通じて計画的に学び続けることが求められます。学年の始まりである10月頃に行われる個別指導では、教官たちは長期的な視点を持って指導を始めます。この指導が8カ月後の試験で役立つよう計画されます。日々の宿題をこなすだけでなく、試験を意識した学びの基盤が重視されます。

12月には最初の学期が終了し、冬休みが訪れます。この一学期8週間を乗り越えた学生たちは一息つきますが、この冬休み期間に、それぞれの学生が自律的に復習を行うかどうかが、後の成績に大きな影響を与えます。冬休みをうまく活用することで記憶の定着が図られ、逆に怠ればその遅れを取り戻すのは非常に困難です。