意地悪な人は変えることができない

「どうして、あの人はあんな意地悪を言うんだろう」
「私、何か悪いことしたのかな」
「何をしても認めてくれない。褒めてくれない」

あなたが何度も心の中でくり返してきた言葉かもしれません。

でもまず、そっと伝えさせてください。

あなたが悪いわけではありません。

この世界には、どれだけ気を遣っても、どれだけ下手に出ても、どれだけやさしくしても、なぜか“意地悪”で返してくる人がいます。

こちらが笑顔を向けても、無視をしたり、嫌味を言ったり、あら探しをしてきたり。

まるで、こちらのやさしさを“弱さ”と見なすかのように。そんなときは、この考えを知ってください。

男性の影
写真=iStock.com/dcdr
※写真はイメージです

平和すぎると脳が萎縮する

実は、脳には“新しい刺激を求める遺伝子”が備わっています。

あまりに平和で、刺激のない生活ばかりが続くと、脳はどこかで萎縮が始まるのです。引退後の高齢者に認知症が進みやすくなるのは、このためです。

だから、「平和で悠々自適な日々」ばかりが幸せとは限りません。

トロピカルジュースを片手にプールサイドで過ごすような何も悩まない毎日では、人は逆に、内側から感情が鈍くなってしまうこともあるのです。

だったら、インナー心理カウンセラーを強化して、この人の存在を“脳のエネルギーチャージ”として受け取ってみましょう。

【仕切り作り】嫌な人を脳のエネルギー変える
インナー心理カウンセラーにこう言ってもらいましょう。
「この人みたいには、なりたくないな」
「でも、こんな人がいてくれるからこそ、自分の人間性が保たれている」
「この人のおかげで、脳が刺激されて“活性化”してるんだ」
「この人は、“君”の神経細胞を活性化するために現れてくれた存在」
「ありがたく、エクササイズの相手として、感謝しておこう」
「でも、つき合いすぎると疲れるから、距離はちゃんと置いておくことも大切に」

このワークのあとから、意地悪な人がいるから、自分を正しく省みることができる。僕自身もある経験で、そのことを実感したことがあります。そのお話を聞いてください。