逗子駅の本屋ではツケ払いで買う

内容は難しく子供の私にはさっぱり理解できなかったが、父が語ってくれた、スペイン内戦で報道記者として戦い冒険好きだった作家自身の人生や、キリマンジャロの山頂で凍え死んだ豹のイメージは強く心に残った。

古書
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その他、ジイドの『地の糧』、ジョン・ファウルズの『魔術師』、福永武彦の『草の花』等、父のオススメは難解なものばかりだったが、自分の愛する作品を息子に伝える事に喜びを見出していたのではないだろうか。

自然、私も本好きになり、父が逗子駅の本屋さんに話をつけてくれて私が買う本を全てツケ払いにしてくれたのは嬉しかった。但しマンガ本はその限りにあらず、だったのは残念だったが。