現役世代の負担は減るのか

ではつぎに、この政策がじっさいに実行された場合に、どのようなことが起きうるのかを考えていきましょう。

日本維新の会はこの政策を打ち出したときに、OTC“本家”薬を保険外しにすることで、1兆円もの医療費が削減されると主張しました。そしてそれによって現役世代の保険料が下げられ、手取りが増やせると訴えたのです。

【図表】日本維新の会が提案する薬の保険除外リスト
出典=日本維新の会所属の参議院議員・猪瀬直樹氏のnote記事の資料より

昨今、選挙となると候補者たちはこぞって「現役世代を手当てせよ」との主張を繰り広げ、現役世代と高齢者の対立を煽って票を集めようとする傾向にあります。では今回の「OTC“本家”薬保険外し」は、本当に日本維新の会の言うとおりに、現役世代に恩恵をもたらすものとなるのでしょうか。