ありのままの自分を受け入れる

この女の子も親御さんも、自分のアイデンティティを守るために、その方法を調べて、やるべきことをやっている。そして、生徒の心を守るために、先生もできる限りその気持ちを尊重してくれている。

怒鳴られて泣きながら学校の水道で髪を洗った、中学校の頃の私を思い出して、胸が熱くなりました。

くせ毛をコンプレックスにしやすい思春期は、自己肯定感がゆらぎやすい年頃ですよね。そのころに、この女の子のように、ありのままの自分を受け入れる力を持つこと、そのための行動を起こすことができたら、人生が大きく変わるのは間違いないと思います。

私自身、こんな素敵な出会いをもたらしてくれる自分のくせ毛が、今では大好きです。

「自分の髪が好き」という気持ちが自己肯定感に

私のくせ毛は母親ゆずりなのですが、今では母にも「ありがとう!」とお礼を言いたいくらい。それは、誰かが私の髪を褒めてくれたからではなくて、私自身が自分の髪を「素敵」と思えるようになったからだと思います。まさに、自己肯定感そのものです。

Yukari『くせ毛はこれであかぬけます』(プレジデント社)
Yukari『くせ毛はこれであかぬけます』(プレジデント社)

人からの評価じゃなくて、自分が“いい”と思えることって、とても大事なこと。

なぜなら、自分の価値を他人の評価にゆだねてしまったら、まさに、中学生の頃の私のように、他者からの何気ない言動から影響を受けてしまい、簡単に自信を失うことになってしまいます。

人の評価で自分の価値を決める――そんな「他人軸」で生きることって、自分の人生を本当に生きていないような気がします。なにより、全然、楽しくなさそうですよね。

でも、「自分が素敵だと思うから」「自分が好きだから」という、「自分軸」で生きていけば、人の評価に惑わされることがなくなって、自分の人生を生きている手ごたえがしっかり感じられそうですよね。

「私は自分のくせ毛もグレイヘアも、素敵だと思う。だから、それを活かした自分でありたい」

そう思える人が一人でも増えてくれたら、こんなにうれしいことはありません。