髪が変わるだけで、心が変わる

くせ毛に悩んでいた人たちの表情が、スタイリング後は見違えるように明るくなるので、改めて、ヘアスタイルが人の気持ちに与える影響の大きさを実感。

何か新しい活動をするたびに、それがまた新しいことにつながって、「くせ毛を魅力に変える」輪が世の中に広がっていくのを感じています。

イベントやサロンに来てくれる人たちは、年齢も性別もバラバラですが、「自分のくせ毛とうまくつき合いたい。だから、そのための方法を知りたい」という思いで通じ合っています。

黄色い背景に巻き毛の陽気な女の子
写真=iStock.com/photosvit
※写真はイメージです

素敵な「勇気」で校則を動かした10代女性

先日は、関西でのイベントに、おばあちゃんと一緒に中学生の女の子が来てくれました。その子はくるくるとした強めカールのショートヘアで、子ども時代の私を見るようでした。

「本当は、くせ毛がいやだったので、縮毛矯正をかけようと思って、がんばって髪を伸ばしていたんです。でも、最近、くせ毛を活かすカットをしてくれる美容師さんにはじめて切ってもらって……自分のくせ毛を個性として好きになれると知りました。

だから、隠すことはもうやめようと思って、自分でうまくスタイリングできるようになりたい」

そんなふうに話してくれました。

中学校に入学したときの自己紹介でも、「私の髪は、パーマじゃなくて天パです。不良じゃないので、仲良くしてください」と、堂々と語ったそうです。

その勇気に感銘を受けた担任の先生は、すぐに親御さんへ電話をしてきてくれたそう。そこで、禁止されていたスタイリング剤の必要性を伝えると、その先生の采配で使用が許可され、教員全員で情報共有することになったといいます。