「隠す」のは、もうやめよう
26〜27歳の頃には、追い打ちをかけるように白髪がどんどん増えはじめました。出産後は増え方が加速して、「まだ20代なのに恥ずかしい……」と、新たな悩みのタネとなりました。
30代前半には、くせ毛と白髪、両方のメンテナンスを頻繁にすることになり、常に気持ちが追われるハメに。
そうして30代半ばでストレスがピークに達したある日、「いつまでこれを続けるのだろう……」と、それまでなかった疑問が私の心の中に広がっていきました。
「髪は一生伸び続ける。何度も矯正して、染めて……を、死ぬまでやり続けるの?」
髪を自由に伸ばしたり、やってみたい髪型にチャレンジすることをできずにいたこれまでの人生。コンプレックスを隠し通すためだけの、楽しくもない美容院通い――。それらを、生まれてはじめて「もう、やめたい……」と思ったのです。
「本当の自分」をさらけ出した瞬間
そして、白髪染めも縮毛矯正もきっぱりやめてしまいました。
20年近く隠し続けていた一番のコンプレックスをさらけ出すのは勇気がいる一大決心でした。なにしろ、つきあいの長い学生時代からの友人でさえ、私がくせ毛とは知らないくらい、隠し続けてきた「秘め事」だったのですから。
しかし……結果的にこれが大正解!
「自分がもともと持っているものなんだから、必死に隠さなくてもいいじゃん!」と開き直ったとたん、とにかく気持ちがラクになったのです。
くせ毛と白髪は、どちらも「ダメな髪」の代名詞みたいな扱いを受けがち。でも、それを自分の個性として隠さず、活かすことを決めた瞬間に、驚くほど心が解放されました。
「コンプレックスって、考え方次第なんだな」と悟った瞬間でもありました。

