「愛子天皇」に「ノー」を突き付けた

「仮に、愛子様が天皇に即位されたら……(そのお子さまの場合は)『男系男子』に限って正確に受け継がれてきた初代天皇のY染色体というものはそこで途絶している」

女性天皇には反対しないと言いながら、まだ次世代の男性皇族もいなかった時点で、女系につながるという理由から、「愛子天皇」の可能性にノーを突きつけていた。しかもその理由づけとして、国会という場でいかがわしい「Y染色体」論を振り回していたのには、少し驚く。

高市氏の質問に政府サイドから答弁したのは、当時の内閣官房長官、安倍晋三氏だった。