本当は夫婦合わせて約60万円の手取り月収があるDINKSだが、バツイチの夫が前妻に月20万円の仕送りをしており、1円も貯金ができずにいた。ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんがメスを入れたポイントとは——。
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年の差婚、子どももマンションもほしいけれど、貯金ができない

「子どもを産んだり、マンションを買ったり、老後資金を作ったり。私たち夫婦に、そういうことができるのでしょうか」

そう言って相談に来たのは、女性会社員の佐川典子さん(36歳:仮名)。会社員の夫・良英さん(47歳)と2人暮らしです。良英さんは離婚歴があり、典子さんとは再婚です。

典子さんが心配だと思っているのは、良英さんが前妻とその子どもに毎月20万円の“仕送り”をしており、自分たちの生活にはあまりお金を入れてくれていないことでした。

毎月典子さん一人の収入で生活を回しているようなものであるため、ゆとりがなく、貯金は婚前に典子さんが貯めていた500万円だけ。結婚後、貯金が増える気配はなく、何かあれば減る一方になるだろうということが不安なのだそうです。

ですから、子どもを産んでも大丈夫だろうか。小さい頃からの夢だったマンションを買うことができるのだろうか。そんなことをよく考えるようになってしまったということでした。お気持ちはよくわかります。