結婚に反対している人がいることも認めた
続けて、
「一方で、私たち2人がこの結婚に関してどのように考えているのかが伝わらない状況が長く続き、心配されている方々もいらっしゃると思います。また、様々な理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃることも承知しております」
小室圭さんの母親の金銭トラブルで、2人の結婚に反対している人が、周囲や国民の中にいることも率直に認めている。
この潔さは、両親のどちらから受け継いだものなのか、聞いてみたいものである。
だが、そうしたことを考慮に入れても、こう高らかに宣言するのである。
「しかし、私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」
ようやく「私たちはどんな苦難があろうとも、お互いを信じ合って、必ず結婚します」といい切ったのである。
ここまでくる彼女の苦難の道のりを振り返れば、この決意がどれほどの重みをもつものか、私にはよく分かる。彼女がこの言葉をどのような思いで綴ったかを考えると、私まで落涙しそうになる。
思い起こせば、2人は婚約内定の晴れやかな記者会見からわずか3カ月で、奈落の底に突き落とされてしまったのだ。
延期発表前に消された「お気持ち」
圭さんの母親・佳代さんと以前婚約していたという男性が女性週刊誌に、「400万円を貸してあるのに返してくれない」と持ち込んだのである。
年が明けると、週刊新潮や週刊文春が一方的な男性のいい分だけを取り上げ、小室家のプライバシーまで暴露するに至って、事態を憂慮した宮内庁は、2018年2月、2人の婚約と結婚を2020年まで延期すると発表した。
眞子さんと圭さんは、「準備期間が足りなかった」と文書を発表して、これを受け入れた。
だが、この時の加地隆治宮務主管(当時)の記者に対するレクチャーでは、当初、眞子さんの気持ちとして、「小室さんと結婚する意志には変わりがありません」という文言が入っていたと、現代ビジネス(2018.02.07)は報じていた。
この文言は削除されたというのである。背景には宮内庁と天皇皇后陛下(当時)の意志があったようだ。
宮内庁関係者の話では、
「小室さんは、秋篠宮家への出入りを当分の間ご遠慮なさることになります。この間、小室さん側から『辞退』を申し出るよう、関係者がすでに手回しを始めているとも聞きます。万一お断りするとなっても、秋篠宮家の側から申し出ることはできませんから」
裏で、このようなことが行われていたとしても、不思議ではない。
宮内庁の意を受けたわけではないだろうが、延期を発表したにもかかわらず、週刊誌やワイドショーの小室母子に対するバッシングは止まなかった。