切り口をたくさん思いつけるかどうか

私は、アマゾン在職中に数千人単位の採用面接に立ち会ってきました。その際、「この人は柔軟な発想ができる人だなあ」と感じた人は、入社後に活躍する確率が高いのです。一方で「そんなにたくさんの切り口が必要か?」と訝る人もいます。自分の成功体験に自信を持っている人に見られる傾向です。このような傾向のある人は、すぐに立ちゆかなくなるのが目に見えています。

どんなに困難な状況に陥っても、歩みを止めない。それがスピードを保つ秘訣の1つです。そのためには、目の前の課題に対してさまざまな切り口を見出し打開していく、しなやかな頭が必要なのです。

佐藤将之(さとう・まさゆき)
企業成長支援アドバイザー
セガ・エンタープライゼスを経て、アマゾンジャパンの立ち上げメンバーとして2000年7月に入社。オペレーション部門のディレクターとして国内最大級の物流ネットワークの発展に寄与する。2016年退社。現在は、経営コンサルタントとして企業の成長支援を中心に活動中。
(写真=iStock.com)
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